氷河期クライシス ロスジェネどころか絶滅危惧種世代と呼ばれているらしい・・・
氷河期。
聞くだけで身震いする時期でした。
ちょうど、33−45あたりの世代ですね。
私、輝実も入っていますさ。
よく、ロスジェネ と呼ばれていますが、
私たちの時代は、仕事が全くなかったんだよ。
と、社会人デビューした、後輩に言うと、
現在の状況からするとキョトンとしているのです、
そして、もうロスジェネどころか、
「絶滅危惧種」
という呼び方をするのだとか。
驚きました。
ちょっと考察。
氷河期とは
いわゆる、バブル崩壊後の1993−2005年に新卒で出てきた世代を
有効求人倍率が、0.5〜 1を割り込んだ時期。
この世代では、「非正規雇用」「フリーター」「働いたら負け」「派遣」
「格差」といった言葉が多かった。
一番上のロスジェネは団塊世代のジュニアですね。
輝実も、実はバブル期世代が、むちゃくちゃうらやましかったなぁ・・。
バブル期世代と氷河期世代
輝実も、最初は本当に仕事が決まらず、本当にシクハクしておりました。
バブル期の異様な世界、ボーナスは当然、タクシーで帰る、ボディコンに羽扇子
なんですか、あんなにお金があった時代なのに、そのしたの世代は
こんなに苦労するなんて。
そして、就職が決まったとはいえ、あまり良い会社ではなく、その後、
地方に帰ってさらに仕事がなく、派遣社員で働き始めました。
しかし、気づきました。
バブル期世代ばっかりしかいない、自分と同様世代が本当にいないことに・・・・。
言葉と報道と政治に踊らされた世代
この頃から、自由な働き方、フリーター 等、そういうことが散々に
言われ始め、テレビやメディアではこぞって、報道をしていましたね。
確かに、もう、昔の働き方の時代ではない!とか思いました。
しかし、
人材確保も必要だけど、バブル期に大量に採用したことによりコストがかかる
人員が多くなり、景気悪化で氷河期世代を採れなくなった。
政治では、派遣自由化、郵政民営化、が時のニュースで溢れていたように思います。
自由、という言葉に踊らされた結果、低賃金で人材を確保できる方法を
採決しただけです。
仕組みを出した竹中平蔵さんは、時のパソナ(派遣)の役員か、顧問か、
そういう立場でした。そういうことですよね・・・。
放置プレイ
結局のところこの世代に対しての対策もなく、景気が上向き、求人倍率も
上がってきたことだし、氷河期世代は、放置です。
確かに、どうしようもないんでしょうけども、
やれ、20台の若者を大切にしよう、老人を大切にしよう、結局、中間管理職
がいないものだから、会社バランスを失っているところがブラック化している
ことが多い。
氷河期世代は、十分な身の置き場もなく結婚なんてまたの夢、
子供を持つなんて、なかった話、ということです。
非正規で働き続けて、正社員へ転職できる方ももちろんいますが、
結構、不利な話でした。
絶滅危惧種 と呼ばれる
驚きました、輝実もそうです、この氷河期世代は、
「絶滅危惧種」と、最近呼ばれているのです。
結婚もせず、また、子供を持つことは諦める、
結構多いです。仕事も非正規のまま。
これら、つまりは将来的には絶滅を歩む世代と。
なんと悲しい表現でしょうか。
まとめ:いや、実は変化のチャンスなのでは
まだまだ、受験戦争が激しく、良い学校に入って、良い会社に入って
家庭を持って子孫を作っていく、というモデルこれよし、という時代でした。
これは、大変危険ですね。
バブル崩壊の氷河期において、大学、なんて本当に役に立ちませんでした。
大学入っても役に立たず、良い会社にも入れず、家庭を持てない自分て、
なんなの。 という声は本当に多いです。
しかしながら、この世代は、時代の一番先を入っている変わり目の世代だと
いうことです。
変わり目を、先頭を歩くのは本当に辛い限りです、前例がないから。
しかし、もう自分で考え自分で進んでいく、という時代に入っています。
報道に踊らされることなく、自分で必要な情報を取得し、
敏感に生きて、会社に頼らず期待せず、という姿勢を持つことが大事かと
いうことに気づき始めたわけです。
罠にかかったまま、あの時の政治が、時代が、悪かった。
で終わってしまうのは本末転倒です。
絶滅するならするで結構、
残りの人生を自分のために生きれば良い。
なんとか、自立していける力をつけたいと思うのです。
しかし、歴史はサイクルがあるもんですね。
バブル期世代の子供たちが社会にで始めれば、世の中、今は
景気が回復している感じです。
そのあとの絶滅危惧種たちの子は、やはり氷河期なのかもしれません。
その時は、数少ない大切な子たちには
世界は広くて、視野を狭めるような情報戦に乗らずに、
自力で生きていく力が持てるようなアドバイスを、と思ってしまいます。
不幸と幸は一緒である。
必ず、この世代は好転する。